夫のいびきに悩まされている世の妻たちは多いことだろう。
しかし、思い切って告白してしまうと、わが家でいびきに悩まされているのは夫の方なのだ。
最初は冗談かと思っていた。
だが、夫は何度も私のいびきを指摘してくる。
ひどい!
私のいびきがうるさいって言うの!
私には全く心当たりがないのに!
いや、全くないとは言わない。
朝起きたら喉が乾いていると感じることがある。
何年か前、寝落ちする瞬間、舌が落ちるのを感じたことがある。
そのため、舌で気道が塞がれるという現象も納得できる。
急遽いびき対策を行うことにした。
夫のためというよりは、3か月後に友人と山小屋に泊まる予定があったからだが。
私が行ったのは、以下のとおり。
結論からいうと、私にとって一番効果的だったのは横向き寝でした。
では順番に。
いびきの原因を考える
私は標準的な体型だと思っている(私基準)。
だが、寝落ちする瞬間に舌が落ち込む体験をしているので、気道が塞がれていびきをかいているのだと考えた。
女性はホルモンが減少すると、気道が塞がりやすく、いびきをかきやすくなるらしい。
なんてこったい!
つまり加齢が原因だと!?
気持ちは若いつもりでも、体は年を重ねているのか。
とにかく気道を確保しなくては!
アプリの活用
もちろんアプリでいびきは止まらないが、現状や改善状況を確認するのにとても有効だった。
私が利用したのは「いびきラボ」
無料で使い始めたが、いびきを録音できないので、1か月だけ課金し、この間に色々試した。
初めて自分のいびきを聞いた時は、受け入れ難いショックだったが、まずは現状認識をすることができたし、その後の各対策でいびきが変化するのも確認でき、とてもよかった。
このアプリでは、いびきの録音ができるだけでなく、音の大きさもグラフ化され、いびきの要因や対策もいくつか示されている。
枕調整
私が使っているのはマイ枕。
私仕様に調整してもらっているが、最近調整していなかったので、すぐにお店に持って行った。
気道を確保できるように、首の支えを高めにしてもらう。
だが、「いびきラボ」は非情にも私のいびきを記録していた。
まあ、これまでもこの枕を使っているのだから、いきなりいびきが止まることはないよね。
マウスピース
いびき対策をネットで検索すると、マウスピースが出てくる。
歯ぎしり対策などで、マウスピースを歯医者で作ってもらえると聞いたことがあるが、かなり高価らしいので、まずは効果をみるためにAmazonでポチリ
歯科医監修で、EVA樹脂というものを、お湯や電子レンジで温めた後、くわえてオリジナルのマウスピースを作成。
いそいそと装着して寝てみたが、結果は×
まあ、今考えてみたら、マウスピースで気道が確保できるか謎である。
舌を固定して、落ち込みを防止するタイプもあるらしい。
だが私は舌が短く、そのタイプは想像するだけで拷問なのでやめておいた。
鼻クリップ
次に試してみたのが鼻クリップ
牛の鼻輪のように鼻に装着することで、鼻の穴を広げ、口呼吸を防ぐものらしい。
さっそくAmazonでポチり
この鼻クリップは、装着して寝るまでもなく、手にしてすぐに、私には効果薄だと分かった。
購入する時は、寝ている間、鼻が痛いのではないかと心配していたが、むしろクリップ力が弱く、鼻の穴が広がる様子もない。
一応、一晩試して終了。
横向き寝
そして、私に一番効果があったのが横向き寝
実際、私のいびきに我慢できなくなった時、夫は私の体を押すなどして衝撃を与えているそうだ。そうすることによって、寝ている私が体の向きを変え、いびきが止まるそうである。
知らなかった。
横向き寝のやり方は簡単。
横を向いて寝るだけ。
ただ問題もある。
寝ている間に寝返りを打って上を向いてしまうことだ。
そうすると舌が落ち込んでしまう。
これはどうしようもない。
それと、一方ばかり向いて寝ていたら、下になる方の肩や腕が痛くなってきたが、これは抱き枕を購入し緩和された。
アルコールと運動の影響
「いびきラボ」にも、いびき要因として挙げられているが、お酒を飲んだ後や運動をした後はいびきをかきやすい。
飲み会の翌朝、「いびきラボ」に録音されていた爆音は、人のものとは思えなかった。
いびきを抑えたい時は、お酒はほどほどに。
結論
私のいびき対策は、横向き寝が一番効果的で、さらにお酒を飲まないことにより、かなりいびきを軽減できた。
それが分かった時点で対策は終了し、アプリも解約した。
もちろん、人によっていびきの原因も違うし、私が試したマウスピースや鼻クリップでいびきが止まった人もいると思う。
今回は、あくまで私が試した結果であるので参考まで。
どなたかのお役に立てれば幸いです。