彼岸花

 

この連休に、実家に帰ってきた。

お盆はあまりに暑かったので、

もう少し涼しくなってから帰ろうと

ひと月先延ばししたのだ。

実際は、まだまだ暑かったが。

 

でも、

  実家の近くに咲いていた彼岸花

  朝晩、聞こえてきた虫の音

秋を感じた。

 

秋は確実に近づいてきているはず!

なのに、なかなか姿を現してくれない。

早く出てこないと冬が来ちゃうよ!

 

 

実家では両親が暮らしている。

互いに元気な姿を見て安心し合った。

 

実家も古くなってきて、先日

エコキュートとトイレが壊れたらしく、

新しくなっていた。

 

私が小学生の頃に祖父が建てた家

もう50年近くになるのかぁ

びっくりだ。

 

応接間に、姪っ子が小学生の頃に書いた習字が

今でも飾ってある。

姪っ子も、もう社会人。

私も歳をとるはずだ。

 

お昼に、父がお好み焼きを作ってくれた。

昔は、決して台所に立つことはなかった。

母が、自分にもしものことがあった時に

困らないようにと、父に料理を教えている。

「まだ見習い中だけどね」

と言いながら、父も楽しそうだ。

「若いんだから」と言って

一番大きなやつを私のお皿に乗せてくれた。

 

その後、3人でおはぎを作った。

些細なことで笑い合う時間が、とても幸せだ。

 

実家も親も

  振り返ったら、いつもそこにいてくれる

そんな存在だと思っている。

 

それが当たり前だと思っていたが、

実はとてもありがたいことなのだ。

 

子供たちが、元気で幸せに暮らしていること

それを何より願っている両親

 

娘も、親が元気で幸せに暮らしていることを

何より願っています。