魚をさばく

 

恥ずかしい話ですが、私は魚をあまりさばいたことがありませんでした。

スーパーの魚売り場では、お願いしたら3枚におろしてくれるし、日常的には切り身で十分です。

手際よくさばけたらいいなーと思って、地区の文化センターで催された

「魚のおろし方教室」

に行ったこともあります。

その時は、見ようみまねでなんとかお刺身を作ったりしました。

ですが、必要に迫られるわけでもなく、結局それっきり。

 

ところが最近、義兄から、釣った魚のお裾分けをいただくことが増えてきました。

釣ったまんま。

当然、切り身になっているわけでもなく、しっかり鱗もついています。

義兄の釣り好きは昔からで、時々いただくお魚は

  一匹丸ごとアクアパッツァ

にして乗り切ってきました。

これは便利ですよ。簡単なわりに見た目も豪華だし。

 

ですが、義兄も退職後は漁師のような釣り三昧の生活。

お裾分けの魚も大きく立派になってきて、

丸ごとではわが家の鍋に入らなくなってきました。

 

ついに魚をさばく必要に迫られたのです。

仕方ない。

本気出す時がきた。

 

まず、私は鱗取り器を持っていなかったので、代替え案をネットで検索。

そこでペットボトルの蓋で鱗取りができると知り、2回くらいはそれで頑張りました。

でも、鱗の大きいイサキでは手が疲れるし、トゲが指に刺さる。

あきらめて100均で購入。

 

次に包丁。

わが家には文化包丁しかなく、いくら包丁を研いで臨んでも、骨の太い石鯛には歯が立ちません。

悪戦苦闘の解体ショーを終えた後には、包丁の歯が欠けており、あきらめて金物屋さんに出刃包丁を買いに行きました。

 

しかし!

出刃包丁高い!!

軽く1万円を超えている!

今後、何匹石鯛をさばくか分からない状態で、出刃包丁を買う!?

でも、文化包丁ではもう無理!

 

金物屋の中をぐるぐるぐるぐるぐる回りながら、

私の頭もぐるぐるぐるぐる。

 

悩みに悩んで・・・

 

結局、小出刃にしました。

一応出刃。小さいけど。

 

金物屋のおじさんも、「アジとかなら小出刃で十分」て言ってた。

 

今、小出刃ちゃんは大活躍しています。

相手がアジではなく石鯛なので、かなり荷が重い仕事をさせているけど、

とても助かっている!

でも、やっぱり石鯛には普通の出刃包丁の方がいいと思う(^^;)

 

道具は揃って、次にさばき方。

YouTubeはとっても便利です。

魚のさばき方もたくさんアップされています。

 

最近では、YouTubeを見ずになんとか3枚におろせるようになりました。

アラの方にたくさん身がついていても、お店に出すわけでもないし、アラ煮が美味しくなるから良しとします。

ただ、皮がうまくむけないのよ。

いつも途中で切れてしまう。

包丁の角度を変えて挑戦したけど、今日も失敗!

またYouTube先生に教えてもらおう。

 

新鮮で立派なお魚をいただいて、

義兄には、とても感謝しています。

できる限り無駄にせず、美味しくいただいているつもり。

 

でも、丸ごと一匹の魚をいただいて、

 

  めんどくさ・・・

 

と思ってしまうのは、私だけじゃないよね?